特別背任罪の告訴状の文例・雛形
特別背任罪の告訴状の文例・雛形
告 訴 状 令和●年●月●日 ___警察署長 殿 告訴人 印
告訴人 住 所 〒 -
被告訴人 住 所 〒 - 第1 告訴の趣旨
被告訴人の下記の告訴事実に記載の行為は,会社法第960条に定める特別背任罪に該当すると思料しますので,捜査の上,厳重に処罰されたく,告訴致します。
第2 告訴事実
被告訴人は,●●●●株式会社の代表取締役として,会社のために業務執行し忠実に事業運営を行う任務を有していたにもかかわらず,自己の利益を図る目的で,その立場と権限を悪用し,取引先企業に存在しない架空の工事名で虚偽の請求書を提出させ、または実在の工事について不当な上乗せをした請求書を提出させ,●●●●年●●月●●日より●●●●年●●月●●日までの間,●●回にわたり,違法に支出させた余剰金合計金●,●●●万●,●●●円を自己の個人口座に振込させ,もって同社に対して同額の財産上の損害を与えたものである。
以上のとおり,被告訴人の行った犯罪の態様は,用意周到かつ言葉巧みであり,個人的な私利私欲のための身勝手な動機目的のために敢行された犯行であり,長期にわたって反復継続するなど悪質性も高いものであり,被害金額は極めて多額に上っており,酌量すべき点はないと思われます。
よって,告訴人は,厳重な捜査の上、被告訴人を厳罰にして頂きたく,ここに告訴するものです。 以上
証拠資料 1. 被告訴人個人の三井住友銀行の通帳の画像 2. 取引先●社がリベート要求に応じたと認める陳述書 3. 取引先●社が被告訴人に対して振込送金した履歴 4. 架空工事の請求書、および水増請求書、請負契約書 5. 取引先●社と被告訴人との間で取り交わされた覚書
添付書類
1 証拠資料写し 各1通 以上 |
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